貴方のおかげで私が変ってきたのが判りました、と言われた日。

貴方のおかげで私が変ってきたのが判りました、と言われた日。

7月にクライアントさんが卒業されました。
タイトルの言葉は、そのときに改めてかけてもらった言葉です。

 

守秘義務がありますので、詳しくはお話は出来ませんが
たぶん6年ほど伴走をしてきました。
今日はその方との今までを振り返りたくて書きました。

 

私がご相談いただく具体的なテーマは
・婚活
・夫婦関係
・仕事
です。

これらは実は切っ掛けで、悩みを伺って
なぜそれが悩みになるのか?のベースが
ご本人の在り方と活かし方がスムーズにいっていない
というある種の

葛藤・ジレンマ・もどかしさ・無力感・絶望感・どうにもならない運命感

と言った どうしたらいいかわからない 感覚を抱いている方です。

 

これらってワードとしては重くて暗くて嫌な感じしますよね。
しかしながら、見方を変えればとても前向きなイイ感じの感覚に捉えることが出来る。

 

なのに、本人はそれこそ、アリ地獄の底にいるような
身動きが出来ないどん底で もがくことがもう疲れて出来ない
そんな内面を抱えていらっしゃったりします。
しかも、ご本人は、それに気づいていないことがほとんどです。

 

それは、あくまでも内面でご自身だけの中で存在しているからです。
はたから見たら、ごくごく普通に生活し、
なんなら明るく元気で活躍してたり、幸せそうに笑顔いっぱいで過ごしている
ように見える方たちばかりです。

 

卒業されたクライアントさん=Aさん も初めてお会いしたときはそんな感じでした。

 

ある方からのご紹介で来られ、事前情報を少しいただいていたのもあり、
大体の雰囲気は想定していました。

初めて実際にお会いしお話を聞かせて頂いて、先ほどお話しした内面のような方だな、と確信しました。

 

こういった方たちは、世間一般で見ると
カウンセリングを受けている
というイメージはあまり起こりません。

私が活動し始めた10年前でもそうですが、世間一般では
カウンセリングというのは
精神科へ通院していたり、心を病んだ病気の人が利用するもの というようなイメージが固定されていました。
だから、いくら紹介されたとしても、最初は自分自身がカウンセリングが必要なくらい心が病んでいるの?と懸念されていたとも紹介者の方から聞きました。

よくある話です(笑)

 

そんな警戒心を持っているはずのAさんは、そんなそぶりを見せることなく終始笑顔で、積極的に話され質問をされているように見えたでしょう。

 

ご相談は「婚活がうまく運ばない。どうすればいいのか」というものでしたが、
ご紹介者さんも相談テーマ以前の問題だと感じてはいらっしゃったので、私を推薦したそうです。

想定通り、婚活をうまく運びたい との想いの基礎と今思っている「どうなりたいか」の方向性から見える内面の絡まりを解して解いていくことが一番最初にやることだなと思いながら終始話を聞いていました。

 

カウンセリングには時間の制限を設けています。
ですので、初回はご本人さんからのお話を伺ってほぼ時間が来てしまいましたが
私はどんな方にでも最後に一言だけはお伝えします。

 

その一言を聞いて、うーーん、、、と声を詰まらせていらっしゃったのですが、
それ以上はご本人次第ですからと終えました。
ちなみに場所は、ホテルのラウンジでした。

カウンセリングなのに、個室ではないの?と言われることがありますが、これにも訳があります。
それらの、フリーのカウンセラーの私のこだわりは、またの機会にお話ししようかと(笑)

 

Aさんからはその後1年近く後にご連絡を頂き、カウンセリングを進めていきました。
対面カウンセリングは最初と1年ごとの3~4回だけで、あとはすべて電話です。
対面か電話かも決定はAさんがされています。

 

初回から1年くらい空いたのは、最初の私の一言がよくわからなかったことと、
それでも婚活をもっとうまくいかせたいと
占い、他のカウンセラー、霊視、婚活セミナー、コンサルタント、、、いろいろトライされていたのですが、
どれも納得がいかなかったと。
それを経てなぜ私にまたご依頼をされたのかを投じ聞いた覚えがあります。

 

あの時、先生(私)に言われた一言で、その場で私は答えましたが、それは違ったんです。
私は結婚しないと今の人生から逃れられないんです。

 

と電話の向こうで、そんな風に言われたんです。

 

私はこの内容のようなの話を何人ものクライアントさんから聞いてきました。
Aさんだけではありません。

そんなお話もしました。

なにより、勇気を出してそれを伝えにきてくれた、それがとてもすごいことだとも。

そこから私のAさんの伴走はスタートしました。

 

そこから、婚活をいったん休んだり、別のカウンセラーに相談してもらったり、再開しながら方向性を改めて向き合ってもらったりを経て、婚約・結婚をされました。

 

でもカウンセリングはそこで終わりませんでした。

 

結婚後も、夫婦関係への悩みや子供への想い、仕事との関わり方、ご両親との関係など、具体的ないろんなことがテーマとして出てきていました。

 

そして、数年前から私は、精神科の受診を促し、その先生に私とのカウンセリングを許可を得たら引き続き伴走しましょう、と今までやってきました。

 

精神科の受診の理由は、寝れないからです。
睡眠は滋養するためのは欠かせないのですが、睡眠不足が酷くなると、精神にも悪影響をきたし、悩み不安は大きくなります。
他のクライアントさんにも、精神科の受診をおススメすることはあります。

 

カウンセリングに限らず、占いや、セラピーなどには、依存化する場合も強くあります。

 

これをご自身が認識できるか?というと、難しく、客観的に見てくれる人がそばに必要です。
ご本人は、依存してしまっているのを
そこで何か満たされている感覚や安心感を得て麻薬化している現実から逃避し、正当化をして続けます。

 

これは一人のセラピストが関わり続けることへの弊害でもあります。
セラピスト自身が距離感を保ち、関わることがどこまでできるかも、とても大切な能力です。

 

Aさんは、精神科の先生のカウンセリングを本格化する提案が浮上し、その場合は、私とのカウンセリングは受けないで欲しいとの医師からの要望があり、私はそれを勧めました。
ですので、私の伴走はいったん卒業となりました。

 

精神分析的心理療法は、対話形式からのセラピー効果や心理分析以上に深く根深いトラウマなどに効果が認められます。
ただ受ける場合に、いろんなリスクが実はあります。

 

施術中に起こる心理的作用からの過呼吸や眩暈、立ち眩みや震えなど、明らかに心身への影響が表れることがあります。
そのときに、私のような相談員でも臨床心理士、公認心理師資格、医師免許をもたないものは、出来ることが限られ
出来たとしても、その責任において私の仕事ではないと考えられる場合はやりません。

 

そんな私がAさんになにができるか?を考え、一貫してきたのは

本人らしさに本人が気づき、それで人生を進んでいいことを受け止め、その方法を実践し、心の不安や疑心を減らし、安心を取り戻しながら育てていくことでした。

・今と過去を比較して、自分らしく変化していることを具体的に伝える
→やっぱり私はうなくいかない、幸せになれない、と思ってしまうのを減らす

・なぜそれを望むのかを、今までの話を例にしながら解説
→望みが満足するための自分以外からの補填・補完を要求する行為であることを伝え、自分が自己価値を下げ自分以外からの賞賛が存在価値だと思っているなどの正しい自分の状況を認識

・禁止している事、制限をかけている事への解除の許可をかみ砕いて解説し、簡単にできることを教える
→実際にやったことが成功体験となりそれを積み上げることで、自己価値を信頼でき、過度の誰かに依存する必要性を減らす。

こんな感じですね。

 

だからタイトルの言葉になったんだと思います。

 

どんな悩みも相談でもそうですが
ご自身の内面の癖が、ことを大きくし、ややこしくしてしまうことは誰だってあります。

その状態でも、人生は過ごせます。

なんなら、人から見たら羨ましい生活かも知れません。
たとえ、恨みつらみに塗れ、怒りや悲しみが付きまとっていても。

でも、どこかしら違和感があって、不安が付きまとい、
自分を大きく見せたり、誤魔化したりしてしまうようなことは
分かる人にはわかるもんです。

それが自分にとって幸せだというのであれば、それでいいと思います。
ご自身が選んで進む人生には、人が正解不正解を判断する理由はありません。

でも、その幸せに違和感を感じ始めたら、まず誤魔化すこと正当化することを減らしていく。
あなたらしさ は、実は永遠に変わらないんですから。

 

Aさん、ありがとうございました。
あなたらしい人生を、自分で作っていく力をもっと強くできるチャンスがきて嬉しいです。
よりよい物語になることを願い祈らせてください。

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